現在から4000年をさかのぼるはるかな昔、世界は邪悪な闇の種族ディザイアンが起こした古代戦争のさなかにあった。勇者ミトスは聖地カーラーンで女神マーテルと契約を結び、ディザイアンを封印し戦争を終結させ、世界を救った。その際、ミトスは命を落とした。
時は流れ、封印されたはずのディザイアンが再び現れ、シルヴァラントに恐怖をもたらす。ディザイアンは人間を支配し、拉致した人間を収容する「人間牧場」と呼ばれる生体実験施設を各地に造営するなど、おぞましい所業を繰り広げていた。ディザイアンの支配と世界の衰亡に喘ぐ人々は、「神子」の登場を心待ちにしていた。
物語の舞台は、伝説と共にあるマーテル教会聖堂に近い集落、神託の村イセリアから始まる。ある日、学校でロイドは幼馴染の少女コレットに神託が降りたことを知った。コレットは、マナの搾取により衰退しつつあるシルヴァラントを救うため、神子として世界再生の旅を始めることになる。
本作には『テイルズオブファンタジア』と共通する場所やキャラ、設定などが存在する。そのため、ユーザー間では「TOPの過去の世界ではないか」と噂や議論が交わされたが、画集『テイルズオブシンフォニア イラスト集』での藤島康介といのまたむつみとの会談の中で、テイルズオブシリーズの生みの親である吉積信プロデューサーが「シンフォニアはファンタジアと同じ時間軸にある話」と述べている。ただし両作品間には、いくつかの矛盾点が存在し、その中には続編でも解決されなかったものもある(一例として、オリジンがクラースのことを、「私の初めての主」と呼んでいる。テイルズオブファンタジアの登場キャラクターも参照)。
作品の舞台は、パラレルワールドとして背中合わせに存在する2つの世界「シルヴァラント」と「テセアラ」。両者の世界は次元の壁に阻まれているため通常は互いに行き来が出来ないが、特殊な技術を用いた飛行機械などで往還している者もいる。
シルヴァラントとテセアラは、互いに「マナ」と呼ばれる生命の源となる力を共有しており、一方にマナが偏在すればその世界が栄え、他方はマナが搾取され衰えるという危うい均衡関係にある。現在はシルヴァラントのマナが枯渇しつつあり、死滅の危機に瀕していた。そのためシルヴァラントに住む人々は世界の死滅を恐れ、この状況を救えるマナの血族「神子」に願いを託した。
同時に、この世界に住む主要な種族である人間、エルフ、ハーフエルフの三種族間には、深刻な差別問題が存在。ハーフエルフは人間、エルフの両方から差別を受けており、作中でも何度も争いが起きている。
システム
戦闘システム
マルチライン・リニアモーションバトルシステム
テイルズオブシリーズは伝統的に「リニアモーションバトルシステム」と呼ばれる戦闘システムを採用しているが(詳細はテイルズオブシリーズ#戦闘システムを参照)、本作ではこのシステムが3D化され、敵‐味方のラインが平面上に複数置かれる「マルチライン・リニアモーションバトルシステム」(ML-LMBS)に発展した。
戦闘フィールド上のキャラクターは各々がターゲットとするキャラクターと見えないラインで結ばれ、そのライン上で移動する。ターゲットを変更すると、移動するラインが変更後のターゲットとの間に切り替わる。ただし、このラインに沿ってしか動けないため、ターゲットを変えないと「前後」「ジャンプ」の移動しか出来ないという欠点もある。
また、本作では「特技」と「奥義」の中間として「秘技」が登場し、「特技→秘技→奥義」の連携が可能になった。このシステムは『テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー』、『テイルズオブイノセンス』でも用いられている。
敵との遭遇
今までのエンカウント方式は、フィールド上で敵が確認出来ない「ランダムエンカウント」であったが、本作では敵が画面上で一定のシンボルとしてうろつき、接触すると戦闘に入る「シンボルエンカウント」を採用。このシステムはTOAでも採用された。
バトルグレードポイント
戦闘に勝利すると、お金や経験値の他にGRADEという戦闘評価ポイントが付加される。これは戦闘の内容や結果に応じて変化する戦闘の質的評価である。GRADEを貯めると、特別なアイテムの買い物やクリア時の「グレードショップ」で使える。前作での評判が良かったため本作、以降の作品で同様に採用された。
ユニゾン・アタック
戦闘に参加したキャラ全員の特技による複合攻撃。戦闘中にパラメータ上にあるゲージが満タンになると、GC版ではZボタン、PS2版では右スティックを押すことで初撃が発動。これが敵にダメージを与えれば、他のキャラの術技を続けて発動させることが可能となる。逆に、空振りなどで初撃がダメージを与えられなければ失敗となり、不発のままゲージは大きく減少する。
アタックの際に特定の組み合わせの術技を発動させると、複合特技で最後を締め括ることが出来る。複合特技の例には、レイ+上級魔術で「プリズミックスターズ」、ピコハン+虎牙破斬で「ピコ破斬」、レイ+ジャッジメント(グランドクロス)で「福音」などがある。数多いこれらの組み合わせには優先順位が設定されており、同時に複数成立した場合、必ず上位のものが発動する。
キャラクタータイプ
各キャラにはT(テクニカル)タイプとS(ストライク)タイプのメーターがあり、これがタイプを分ける。TタイプとSタイプでは技派生が変わり、Tタイプだとヒット数やリーチに、Sタイプだと威力や吹き飛ばしに長ける傾向がある。TタイプとSタイプの技を同時に覚えることは出来ないが、一度どちらかを覚えても、忘れることでもう片方を覚えることも出来る。なお、GC版ではどちらのタイプの技も習得出来る裏技があったが、PS2版では修正されている。
EXスキル
EXジェムを使ってキャラを強化するシステム。EXジェムにはLv1 - 4、MAXの5種類があり、各キャラとも最大4つまで装備可能。Lv1 - 4のEXジェムはそれぞれ4種類のEXスキルを持ち、その中の1つを自由に選択出来る。なお、MAXは、Lv1 - 4の全てのEXスキルを習得可能である。Lv1・2のEXジェムには初歩的なスキルが多く、Lv3・4のEXジェムにはキャラクターの特性に合った特殊なスキルが多い。ほとんどのEXスキルは戦闘時の能力を変化させる。また、特定の種類の2 - 4個のEXスキルを組み合わせると、複合EXスキルが発現する。
注意点として、同じ欄に新たなEXジェムを装備すると、そこにつけていたEXジェムはなくなってしまう。EXジェムは容易に多数の入手が出来ないため、装備は慎重に考えて行う必要がある。
各EXスキルには、キャラクタータイプと同じくTタイプとSタイプがある。SタイプのEXスキルを多く装備するとキャラクタータイプがSタイプ傾向になり、Tタイプを多く装備するとTタイプ傾向になる。同じ数だと変化しない。Sタイプは単発で威力の大きい技や術を覚え、単体に対して有効である一方、Tタイプは威力よりも連撃を優先した技や広範囲にエフェクトが集まる術を覚え、複数体に対して有効である。
好感度
本作では、要所要所で発生する選択肢や主人公の行動、フィールド上にあるスキットポイントの選択肢などにより、キャラの隠しパラメータである「好感度」が上がる。ゲーム中の複数の場面で、主人公と好感度が最も高いキャラとの特別なイベントが発生する。
秘奥義
物語が終盤になると、各キャラの秘奥義が使えるようになる。それぞれ多くの条件を満たす必要があり、使用するのは難しいが、威力は申し分ない。GC版ではロイド、コレット、ジーニアスの3人のみ。PS2版では他のキャラ(召喚を行うしいなを除く)も使える。
キャラクター
本作に登場する人物を紹介する。
パーティキャラクター
ロイド・アーヴィング (Lloyd Irving)
シルヴァラント出身
17歳・身長173cm・体重58kg。血液型A型
声:小西克幸
本作の主人公。剣士。飽きっぽい性格で、「正義」という言葉を振りかざすのを嫌う。クールな二枚目を演じようとしているが、実際はお人好しの熱血漢。幼馴染のコレットを護るために、彼女の世界再生の旅に同行。左手甲に母の形見のエクスフィアを装着している。
幼少期、瀕死の母と森の中にいたところをドワーフのダイクに拾われ、母はまもなく死亡、養子として育てられた。そのため、人種や立場に対する偏見がない。ドワーフに育てられた生い立ちに加え、村の学校で一目置かれるコレットやジーニアスとの行動が多いことから、同じく浮いた存在となっていた。母親がディザイアンに殺されたことを知り、仇を討つため旅に出ることを決意する。他人の立場で考えるのがあまり得意ではなく、根本的な現実を理解しないまま理想や自分の考えに基づく発言をするため、周囲に非難されることもある。しかし基本的には人を惹きつける魅力を持ち、素直で裏表がないので好かれやすく、そのおかげか普段は仲間達とも上手くやっている。また、全員を「仲間」として見るがゆえに女心に疎く、デリカシーの無い発言も見られる。コレットの独特の発言に流され易く、彼女と一緒に話の論点をずらしていく場面もある。
「1本の力が100なら、2本で200」という単純な発想から、我流の二刀流剣術を体得。ダイクに鍛えられたおかげでドワーフ並の手先の器用さを誇り、ドワーフの技術も少なからず受け継いでいるため、扱いが困難な「要の紋」のメンテナンスを行うことができる。
戦闘では主人公らしく、通常攻撃が使いやすく、HIT数の多い技等修得していくが、回復の特技は修得しない。初心者でも安心して使えるが、TPがプレセア並に低いので、技の乱用は避けたほうが良さそうだ。
学校での成績はすこぶる悪く、学力テストの最高点は400点満点中25点未満。ただし、勉強が嫌いなだけで頭の回転は速く、一部の知識には精通している。料理も上手いが、ビーフを追加しようとする癖があり、トマトが大嫌い。
名前の由来はロイド眼鏡で、初期のイラストでは眼鏡をかけていた。また、キャラデザの藤島康介がラフで描いていたマントは、3Dでの再現が難しいため没になり、代わりに鉢巻状の帯が首に2本つけられた。他キャラの服でも、マントに近いデザインが一部用いられている。
2007年にWiiで発売された『ソウルキャリバーレジェンズ』にゲストキャラとして登場。作品に馴染ませるため、テイルズキャラとしては珍しい劇画調のイラストが用意された。
コレット・ブルーネル (Collet Brunel)
シルヴァラント出身
16歳・身長158cm・体重44kg。血液型O型
声:水樹奈々
本作のヒロインで、シルヴァラントの神子。ロイドの幼馴染。マナの血族の末裔であり、宝玉「クルシスの輝石」を握って生まれ、神託を受け世界再生の役目を背負うことになる。神子という立場から学校では浮いている存在で、友達になってくれたロイドに幼馴染以上のほのかな想いを抱いている。後に天使として肉体が変化し始めると、紫に輝く光の羽根を纏って空を飛べるようになるが、超常的な力と引き換えに、味覚や痛覚など人間としての感覚を徐々に失っていく(リフィル曰く「天使疾患」)。天使化が治ってからも、羽根での飛行能力や優れた聴力など一部の力は残った。
普段は心優しくおっとりした性格で、ロイドの意見に引き摺られがち。かなりのドジっ娘でよく転ぶが、その結果が功を奏し、パーティの活路を開く場面もある。しいな曰く「神に愛されたドジ」。神子として育てられた影響もあり、自分より他人を優先する。自己犠牲心や責任感が非常に強い。また、何かあるとすぐに謝る癖がある。しいなのスタイルのよさを、同じ女性として羨ましがっている。
胸部に着けるエクスフィアは、エクスフィアの進化形と考えられるクルシスの輝石と呼ばれるもの。これを握り生まれてきたことが、シルヴァラントにおける神子の証とされる。
世界中の野良犬に名前をつけて回るほどの動物好き。好きなフルーツを使った料理とクリームシチューが得意。ピーマンが嫌い。リーガルほどではないが紅茶派。時々「だいじょぶ」などの「う」を抜いた喋り方をする。
武器はチャクラム(戦輪)で、普段は上着の背中側に収納している。通常攻撃が全段HITし難く、技も隙が大きいため、敵との間合いが重要となる。他にもピコハンやパラライボールを隠し持つ。また、物語序盤で最初の天使化を経ると「天使術」と呼ばれる特有の光系魔術が操れるようになる。
ジーニアス・セイジ (Genius Sage)
テセアラ出身
12歳・身長141cm・体重29kg。血液型A型
声:折笠愛
イセリアに住むハーフエルフの少年。ロイド、コレットとは親友。村の子供の中で一番の頭脳の持ち主で、名門学校から招待を受ける程。パーティではリフィルに次いで学力に長け、物理学の衝撃の計算を暗算であっさり行える。一方で、人間牧場に捕らえられている老婆にパンを差し入れる優しさもあり、精神面や社会的な考え方は年相応に幼い。洗濯、掃除、料理と家事は何でもこなし、料理の腕はパーティキャラクター中一番。好きな食べ物はミルクで、好きな料理はグラタン。ニンジンが嫌いで、追加食材にも使わない。また、運動は苦手で、走り回っているとよく転ぶ。仲間とは打ち解けて話すものの、幼い頃から迫害され続けたため他人の目に敏感で、慎重に距離を置く引っ込み思案な面もある。
生まれはテセアラのヘイムダールで、母バージニアがハーフエルフ迫害から逃れさせようとシルヴァラントに送った。だが、シルヴァラントでも迫害を受けたため、普段はエルフとして暮らしている。辛い過去から、他人にはあまり懐かないが、一度心を許した相手には親しみを込めた態度で接する。また耳は丸耳で、エルフ(尖耳)との違いを隠すために髪を伸ばしている。ジーニアスにとって初めての同種族かつ同年代の友達であるミトスとは、親がおらず姉に育てられた境遇もよく似ており、2人の絆は強い。
テセアラで出会ったプレセアに一目惚れし、12歳という年齢なりに不器用かつ積極的にアプローチを試みるものの、プレセアが感情を取り戻す前も取り戻した後も、あまり報われることは無かった。
攻撃系の魔術を得意とする魔術士で、多様な属性の攻撃魔術を修得する。武器としてけん玉を装備しているが、直接攻撃時にはけん先による突きではなく、フレイルやモーニングスターのような鎖付きの鉄球攻撃によく似た打撃攻撃を行う。だが、おもに攻撃よりも呪文詠唱のリズムを取るための道具として使う。呪文詠唱中に石化すると、けん玉の玉の部分だけが動き回る。右手の甲に着けるエクスフィアは、慕っていた老婆マーブルの形見。
名前は、英語で「天才」を意味するGenius に由来する。また姓のsageは「賢者」を意味する。
TORにて、彼のグラフィックが幼少時のヴェイグとして使用されている(ジーニアス自身とは異なり、吊り目)。
リフィル・セイジ (Refill Sage)
テセアラ出身
23歳・身長166cm・体重49kg。血液型O型
声:冬馬由美
イセリアの学校のただ一人の教師で、ジーニアスの姉。周囲からは「リフィル先生」と呼ばれる。聡明な美人で、イセリアではファンクラブも存在する。冷静で大人びた雰囲気だが、考古学や魔科学に長じており、遺跡やアンティークを見ると興奮して人格が変わる遺跡マニアでもある。家事全般が苦手。レモンが好物で、ほとんどの料理に追加食材として使う。ちなみにコーヒー派。
ヘイムダール生まれ。子供の頃から非常に優秀で、王立研究院にその頭脳を欲されたが拒み、両親や弟のジーニアスと共に追われる生活を送っていた。追手から逃れるために母によって弟とシルヴァラントに送り込まれるが、そこでも迫害を受け、幼い弟を育てながら放浪する。18歳のとき、ようやくイセリアに定住するものの、種族をエルフと偽り暮らさなければならなかった。その生い立ちからか、パーティ内では最も慎重で他人を疑う性格であり、自分達を異世界に追いやった母親を長年恨んでいた。また、逃亡生活中に真冬の海に投げ出され溺死しかけた経験があり、水が苦手で泳げない(お湯は平気)。仲間にも、弟にさえカナヅチという弱点を隠そうとするが、水を前にすると目に見えて怯える。ハーフエルフであることがばれないように、弟と同じ丸耳を髪で隠している。しいなには及ばないものの、女性らしい体型の持ち主。
ミトスとの決戦後は、ジーニアスと共にハーフエルフへの迫害をなくすための旅に出た。
攻撃術に特化した弟とは対照的に、さまざまな回復・攻撃補助系の治癒術を使う。また光属性の魔法も得意とする僧侶タイプ。武器は杖を使う。左太腿の内側に着けるエクスフィアは、レネゲードのボータが所持していたもの。
漫画版では、マグニス戦でリフィルとジーニアスがハーフエルフだと発覚する。
藤林しいな (Shihna Fujibayashi)
テセアラ出身
19歳・身長164cm・体重48kg。血液型B型
声:岡村明美
テセアラの隠れ里ミズホ出身のくノ一。テセアラ王の依頼で、シルヴァラントを救おうとする神子コレットの命を狙う暗殺者として登場。だが、情に脆いため任務に徹しきれず、コレットの優しさに触れて動揺する。人工精霊コリンをいつもお供に連れている(ドラマCDで両者の出会いが描かれている)。ゼロスとは以前から面識がある。
他の女性達よりもグラマラスな体型で、巨乳。その設定からか、特に称号で変化する彼女の衣装は、スタイルのよさを強調する露出度の高いものが多い。しいな自身はその体型を気にしており、周囲からの指摘や注目を浴びることを恥じている。また、恋愛においては疎く、清らかな乙女とのみ意思の疎通が可能なユニコーンと対面した際には、驚くメンバーに対し憤りを見せた。
料理の腕は女性陣の中で一番(ロイドと同じレベル)。ただし勉強は苦手で、パーティでは下から2番目。
密かにロイドに想いを寄せており、彼とのやりとりで照れると、発言がしどろもどろになってしまい、気持ちを伝えることができない(ただし、クラトス決戦前夜の好感度によるイベント次第では告白に成功し、ロイドもOKを出している)。
召喚する精霊と契約を結べる素養の持ち主だが、過去に雷の精霊ヴォルトとの契約に失敗し、ミズホの里の1/4の人間を死に至らしめるという甚大な被害を齎したことがあり、トラウマとなっている。その一件以降、里の中でも孤立しがちで、身内を亡くした者達の恨みも肌に感じて育ったことから、自責の念が強い。
札による攻撃や力の吸収などを行う符術士。リーチが短く威力も低いものの、懐に飛び込めば素早い連携が可能。また、契約に成功した精霊を召喚出来る召喚士でもある。左胸の下にエクスフィアを装着。特技のエフェクトは札を貼る操作のみのものが多い。
とあるサブイベントで、ガオラキアの森に捨てられていた子供だったことが判明する。赤子だったしいなを拾い、孫同然に育てたのが、彼女に「おじいちゃん」と慕われる頭領のイガグリである。本当の出自は作中で明かされていない。
レザー ホオズキ テレサイ スアレ 元亀 スリーブ アンス ファイフ テストパ 宇宙戦艦 ダーク アレン インロ デグー 赤いランプ 索ゴブレット トフル 男泣き ブロー キウイ ナーヤ ヒオウギ りょう カーブ ラワン ステッチ クイン きょっこう ブラッ きくもん まきえ 影の館 シリマリ クアッド 戦国合戦 ジャン サムネ ワーク シャイツ サイバ セルドレ ビュッフ 木漏れ日 シアター タムウ アココ オーニ ケンブ トークシ アネク
ちなみに、「藤林しいな」というのは字(あざな)で本名は不明。
ゼロス・ワイルダー (Zelos Wilder)
テセアラ出身
22歳・身長179cm・体重68kg。血液型A型
声:小野坂昌也
紅髪の美青年で、テセアラの神子。王族の次に権力を持つ公爵でもある。クラトスと同タイプの魔法剣士。長短さまざまな剣の扱いに長け、舞うように軽やかに戦う。また、アイオニトスを服用しているため、ハーフエルフ同様、体内でマナを生産し攻撃魔法や回復術を使うこともできる。エクスフィアは胸部に装着。しいなとは物語が始まる前からの顔見知り。
リーガルの正体を見抜くなど洞察力に優れる一方、皮肉屋でもある。無類の女好きで、よく女の子に声を掛けているが、たいてい軽くあしらわれてしまう。たまに冗談混じりでロイドを「ハニー」と呼んだり、わざと周囲の批判を買うような発言をするなど、一部の仲間から「アホ神子」と呆れられる態度を見せるが、それらの軽薄な外面は体裁を保つための表の顔でしかなく、あらゆる人間に神子としか見られない自分の生まれに疎外感を抱いている。
父親と母親は、マナの血族を管理するクルシスに結婚を強いられ、それぞれ愛した人と引き離された。父はゼロスの幼少期に自害。実の母ミレーヌは、神子の地位争いのために父の恋人(妹の母)に刺客を向けられたゼロスの、身代わりの形で殺される。彼女の死の間際、お前なんか生まなければ、とゼロスは母に自分の存在を否定された過去を持つ。その事件の後始末により、妹の母は処刑され、唯一残った肉親である妹のセレスは、孤島の修道院に軟禁された。妹にそっけなく接するゼロスだが、内心では大切に想い、身につけるのを嫌ったクルシスの輝石(神子の証)を彼女に預けている。また、事件は雪の日に起きたため、雪に対するトラウマがあり、冬の間は南方のアルタミラで過ごしている。
王立研究院付属の学問所を首席で卒業しており、ジーニアスのミスを指摘するなどの明晰な言動から、リフィルも認めるほど高い学力を誇ることが判明。ロイド達に教えることもある。得意科目は数学、苦手科目は化学。
神子という立場からの解放を条件に、クルシスのスパイとしてロイドの仲間に加わり、さらにレネゲードとの間でも暗躍していた。
途中でパーティから離脱し、物語の分岐次第で再度パーティに入る。ゼロスが仲間になる場合はクラトスが仲間にならず、クラトスが仲間になる場合はゼロスが仲間にならない(一部を除き、この2人は覚える術技が共通している)。ゼロスが再加入しないルートを辿った場合、彼は悲劇的な最期を迎える。天使化の際の羽の色は金色。
全く料理をする必要のない環境に育った彼だが、どんな料理でも無難にこなす。だが熟練度は男の中では最下位。フルーツポンチやケーキには好物のメロンを入れようとする傾向がある。嫌いな食べ物はタコ。
後日談として発売されたドラマCDでは、しいなとの珍道中が描かれている。
またビバ☆テイルズオブでは、テイルズオブジアビスのジェイドと共に司会を務め、テイルズオブシリーズの登場キャラクターが総出演するTOF2のCMでも2人で出演している。