やすり(鑢)とは、棒状や板状の金属に細かい並列の刃をつけ(これを目立てという)、それによって切削することで、表面を滑らかにするか切断するための工具。通常は持ち手がつけられている。
なお、紙製のものは紙やすりといわれる。この紙やすりと区別するため敢えて金属やすり、金やすり(かねやすり)と呼ぶこともあるが、単にやすりと言えば元々は金属のものを指した。
刃の配列は平行のもの(単目)と交差しているもの(複目)、曲線のもの(波目)がある。
断面形状は平、半丸、丸、角、三角などの種類がある。目の粗い順に荒目、中目、細目、油目に分かれ、この他、特に粗い鬼目がある。
爪の形を整えるのに使用されるやすりは「爪やすり」といい、簡易なものが爪切りなどに組み込まれている。
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使い方 [編集]
ヤスリには刃の方向があるため、押す方向でしか削ることができない。刃の間に加工カスが詰まると切れ味が悪くなるのでワイヤブラシにより目詰りを落とすことが必要。その際、目の方向に沿ってワイヤブラシを動かす。
製造方法 [編集]
成形(熱間鍛造)、焼きなまし、研磨、目立て、焼入れの工程を経て作られる。焼入れの際に蒸気膜の形成を防止し焼入れ性を向上するため、味噌に塩や硝石などを添加したものが塗布される[1]。
その他 [編集]
材料:炭素工具鋼、合金工具鋼など
規格:JIS B4703
主な産地:広島県呉市仁方地区で国内生産量の95%を生産している